“対話”を大切にしたくて。病棟から訪問看護に転職した理由。
【お知らせブログ第一号】として私の思いや今の状況を書いてみました。
こんにちは精神科看護師・カウンセラーの江崎です。
精神科病棟での経験を経て私はこの4月から訪問看護(精神科特化)のフィールドへ移りました。
病棟では、統合失調症、双極性障害、うつ病、不安障害、パニック障害、発達障害、人格障害などなど、様々な疾患の患者様と出会い日々向き合ってきました。ときには忘れられないエピソードもあり、病棟で過ごした時間は私の看護師・カウンセラーとしての土台を作ってくれたと思っています。
過去形にならずともこれからも病棟で働いている限りいろんな出会いはあるし勉強できることも際限なくあったと思います。
なのになぜ辞めてしまったのか?
それはありきたりではありますが人員不足により業務に追われる毎日になってしまったこと。
それにより、私が一番大切にしたかった患者さんとの「対話する時間」を確保することができなくなってしまったからです。
出勤してもただ業務をこなすだけの日々となり、対話をしたい私にとってフラストレーションの溜まる日々でした。
患者さんの話や思いをたくさん聴いて、患者さんが話す言葉だけでなく背景を汲み取り考えを巡らせて…そうやってコミュニケーションを丁寧に取っていくのが好きです。
学んでいる心理学の知識をその患者さんにわかりやすく・取り入れやすく伝えていくのが好きです。
それが私自身の看護の"強み"でもあるかなと思います。
その強みを生かせない環境(病棟)では私の良さがが埋もれてしまうようにも感じていました。
だからたった30分とは言え、その患者さんの為に誰にも邪魔されず全力で話を聴く時間が確保されているなら、それもありだなと思うようになりました。
今は、訪問看護の現場で一人ひとりの声に丁寧に耳を傾けながら、また少しずつ"私らしい看護"を積み重ねているところです。
「話を聴いてもらいたい」「ちょっと立ち止まりたい」そんな時は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
ezaki@kokorocare-nurse-com.net